南天
nanten
文様に込められた願いや祈り
【魔除けの南天】
南天は、平安時代に中国から伝わり、古来より咳を抑える生薬として重宝されてきた植物です。秋の終わりから冬の初めにかけてつややかな赤い実をたくさんつけることや、「難転」という読みから「難を転じて福となす」と願いを込めた縁起木として親しまれています。また、玄関に置くことで悪い気を寄せ付けないとされる魔除けの意味合いもあります。江戸時代の百科事典には「南天を植えると火災を防ぐ」とあり、多くの民家で「火災除け」として不吉な方角に植えられ、家の安全を守る存在とされています。
“南天”はこんなギフトにおすすめ