朝顔
asagao
文様に込められた願いや祈り
【良縁を願う朝顔の物語】
あか、あお、むらさき。ラッパ状に咲きほこるすがたは潔ささえ感じさせるほど。いにしえの中国では、朝顔の種は貴重な薬としてたいせつにされました。朝顔を贈られると牛を引いてお礼をしたというエピソードから、朝顔を「牽牛(けんぎゅう)」と呼ぶように。朝顔が咲くのは七夕のころ。彦星を牽牛星と呼ぶことから、いつの頃からか牽牛花の別名で愛されてきました。彦星と織姫が1年に1度だけ出会う言い伝えに重ねて良縁を願い、ツルを伸ばしてからみつきたくさんの花を咲かせる朝顔の姿に、未来の豊かさを願ってきたのです。
“朝顔”はこんなギフトにおすすめ